2009年07月11日

子取り鬼



 スティーヴン・キングの短編。「深夜勤務」に収録。



 一人の男が、病院にて医者に語る場面から始まるのですが、彼は我が子をクローゼットに潜む鬼に喰われてしまったと訴えます。子供はずっと「クローゼットに鬼がいる」と訴えていたのに、なかなかそれを信じられずにいたために、やがて子供を鬼に食べられてしまいます。


 この作品も短いながらにオチが素晴らしいです。


 妄想だと決めつけてしまった医者も、結局この鬼に喰われてしまうのですが、主人公の情けなさとかもしっかり書き込まれていて、深い話だと思います。


 これは映像化されてないのかなあ、見てみたい・・・。


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Posted by 魚月なつき at 23:53│Comments(0)海外小説
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